RECRUITING WEBSITE
ENTRY

グランドパッキン・
ガスケットとは

バルブやポンプに使用され、
流体の漏れを止めるシール

グランドパッキンとは

バルブやポンプのような流体を制御する機器に使用。回転や往復運動する軸のまわりに詰め込み、流体の漏れを防ぎます。また、有機繊維や無機繊維を紐状に編み込み、ふっ素樹脂などの潤滑剤を染み込ませることで、軸の円滑な動きもサポート。さらに使いやすさも特徴で、高い柔軟性で軸にフィットし、現場で適度な長さに切断して使用できます。過酷な使用条件にはメカニカルシールが向いていますが、グランドパッキンはより汎用性が高く、幅広いシーンで採用されています。

ガスケットとは

配管ならびに機器の接合部など、動かない部分に挟むことで流体の漏れを防ぐ部品。さまざまな材質、構造、形状があり、流体、温度、圧力といった仕様条件にあわせて選べます。そのため、発電所をはじめとするエネルギープラントや石油精製、石油化学、自動車など、幅広い産業で採用されています。

グランドパッキンとガスケットの具体的な使用例

❶バルブ

紐状のグランドパッキンをリングにしたものや、あらかじめリング状に成形したものをポンプ本体の隙間に詰めて、流体が軸を通して大気中へ漏れないようにシールします。海外ではバルブからの漏れを厳しく制限する規格がある中で、日本ピラー工業のグランドパッキンは世界中のバルブメーカーで標準採用され、大気汚染防止や環境保全に役立っています。

❷ポンプ

紐状のグランドパッキンをリングにして、ポンプ本体の隙間に詰めます。メカニカルシールもポンプに使用しますが、その違いは軸の表面とグランドパッキンの内側が接触する面でシールすること。軸の回転でパッキンが摩耗しやすいため、軸の回転スピードが比較的に遅いポンプに使用されます。

❸配管の継ぎ目や機器の接合部

プラント内に張り巡らされている配管同士の継ぎ目や、ポンプやバルブといった機器の接合部で使用。配管同士をそのままつなげると流体が漏れてしまうため、ガスケットを間に挟んで漏れを防止します。日本ピラー工業では金属製や樹脂製など、流体の種類にあわせてさまざまな材料を用意しています。

グランドパッキン・ガスケットが支える社会

グランドパッキンやガスケットは、エネルギー・環境、石油精製・石油化学、ケミカル、自動車、医療・医薬、食品など幅広い市場で採用されています。また、工場からの有毒なガスの放出を防いだり、車の排気ガスの漏れを止めたりするなど、見えないところで環境汚染の防止に役立っています。

関連コンテンツ

PROJECT 各事業で行われている
プロジェクトストーリー
PEOPLE ピラー工業で働く社員への
インタビュー